UA design file 00/押尾章治+小巻依里子設計作品

「野川」 <新建築住宅特集11月号掲載>


新刊本 『最高の建築家が教えるスタイルのある家をつくる方法』X-Knowledgeに、
      押尾章治設計の住宅 『野川』が掲載されています。

最近の出版 建築ガイドブック 『表参道を歩いてわかる現代建築』/大和書房 2014.06.

建築雑誌 「KJ6月号 特集/押尾章治」

テレビ出演 8月31日(日)23:15~テレビ朝日「アレはすごかった!!」 『建築家が住む家はスゴかった!!』



「野川の住宅」の建ち方
この敷地は北向きに傾斜する雛壇造成地の一番下にありました。お城の石垣のような擁壁で持ち上げられていたため、55坪の敷地面積も、擁壁上のレベルでは24坪になり、庭は一切ありませんでした。このような立地でも、何とかのびやかな生活環境を作り出したいと思い、建物の「建ち方」から変えて見ました。

野川既存写真convert_20090910091351 お城の石垣のような既存擁壁(h=4.5m)


エクステリア03
様々なスタディを経て、敷地の一部を1.5m切下げた「高さ」とし、南側擁壁からも「引き」をとり、建物ボリュームを道路側に押し出すことで、上階においては南からの視線に抗いつつも一段上の空地の広さが享受でき、下階においても、段々にセットバックする擁壁によってプライバシーが守られた、天然のコートハウスが出来ました。
そうして一気に周辺との関連が生まれ、ひと続きの環境となりました。

<撮影は全て大澤敏行>

「エクステリア」
ガルバリウム鋼板による箱型のシンプルな外観。道路に接した北側は車の喧騒を避けるため、3階の眺望用の窓以外は閉じています。対照的に南側の庭に対しては、開放的に開いています。
1階/アトリエ事務所、駐車場(2台)、2階/個室(×3)、和室、浴室、3階/LDK、玄関。
エクステリア03
こちらが南側外観。道路側から一段上がった庭に面して、各個室が開かれています。上階はLDK。亜鉛めっきのスチールプレートでつくられたシンプルな階段でアプローチします。庭木は4本のアオハダと3本のヒメシャラを中心に植えられています。
エクステリア03
1階駐車場は2台分。シャッター部分がアトリエ事務所スペースとなっています。街路樹のバックに輝くガルバリウム鋼板の外観。



「インテリア」
・LDK
3階にある開放的なLDKは、南側、北側共に大きく開き、空中に浮いている様な感じを覚えます。また周辺の緑や街路樹が、室内の緑と連続して見えることで、環境との一体感も生まれています。
写真左側が廊下上部の吹き抜け。その突き当たりに見えるのが浴室。そして左端の植栽は、道路に面した開口に沿って設けた、プランタースペースです。
エクステリア03
「家具」
溶融亜鉛めっき処理された足とブラックウォルナットの組み合わせによる製作家具。
ソファー/ローテーブル/キャビネット/ダイニングテーブル/キッチン/植栽カウンター
エクステリア03
・浴室
長い廊下に向いて入る、開放的な浴室です。廊下の上には大きな窓があり、外の光と一緒に植栽カウンターの緑も楽しめます。(もちろんロールスクリーンで遮蔽も出来ます。)
・大収納/トイレ/洗面/洗濯機
吹き抜けに接した大きな収納には、トイレ、洗面、洗濯機といった水廻りも一緒にまとめ、シンプルなインテリアにしています。
エクステリア03
「庭」
庭は2階の各個室に接しています。
既存擁壁との間に挟まれた庭は明るく開放的にでき、プライバシーも守られます。
エクステリア03
「植栽」
4本のアオハダと3本のヒメシャラを中心にシンプルな構成にしています。生垣は擁壁上に枕木で花壇を作り、ヒイラギツツジを植えています。
エクステリア03

UA hp
設計/監理:一級建築士事務所UA
構造設計 :都市環境計画コンサルタント
設備設計 :アイシステム設計

敷  地 :川崎市宮前区
用  途 :住宅+アトリエ事務所
家族構成:夫婦、子供2人
敷地面積:181.87㎡(55.01坪)
建築面積: 87.91㎡(26.59坪)
延床面積:198.61㎡(60.07坪)
規  模 :地上2階 地下1階
構  造 :木造(一部RC造)

[外部仕上げ]
屋根/外壁:ガルバリウム鋼板葺き
開口部:アルミサッシ、ステンレスサッシ,スチールサッシ
外部階段:溶融亜鉛メッキSt-PL
[内部仕上げ]
天井:PB 9.5AEP
壁:PB12.5AEP、ガルバリウム鋼板葺き
床:ウォルナットフローリング、琉球タタミ
木製建具:タモブロックCL
家具:ウォルナット CL

(「野川」の住宅はいつでも見学が可能です。 問合先:UA/044-752-7721 or tokyo@ua-office.co.jp。)

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